ナイロンとは
ナイロン(PA)原料の加工
ナイロン(ポリアミド)はプラスチック製品の一部
石油を採掘し、精製プラントで原油を加熱・蒸留しガソリンや灯油、経由などさまざまな成分の油へと分離したその中に「ナフサ」という油が出来上がります。
このナフサは、ガソリンに似た透明な液体で LPガス留分の次に沸点(35℃~180℃)が低く軽い留分です。
ナフサを800℃以上の高温炉で「熱分解反応」を起こさせると、ナフサからはエチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼン、トルエン、キシレンといった「石油化学基礎製品」が作られます。
この中のベンゼンからシクロヘキサンという化学物質が作られ、シクロヘキサンからさらに ε-カプロラクタム(イプシロンカプロラクタム)という化学物質へと合成されます。
この ε-カプロラクタムを開環重合させると、6ナイロン(ナイロン6)が出来上がります。
また、ブタジエンから作られるアジピン酸と、同じくブタジエンから作られるヘキサメチレンジアミンを縮合重合する事で、
ナイロン66が出来上がります。