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長繊維事業

ナイロン糸原料から加工まで

2.染色工程

綛(カセ、HANK)の袋詰め

仮撚り工場で作られた綛(カセ、HANK)は、そのままの状態で染色釜に入れると染色に必要な水の動きの影響を受け、糸の流れや形が崩れ、次の工程へ進めなくなります。
そこで、染色の妨げとならない素材で出来た袋に詰め、染色前の下準備を行います。

染色釜へ

① いよいよ染色釜へ

染色釜の内部構造を分かりやすくイメージして頂くために、
家庭用のパスタ用の鍋を掲載いたします。

ちょうどこれと似た構造をしております。

 

染色釜が配置されている現場の様子。
周りにあるバケツのサイズと比較してもかなりの大きさだと想像出来ますが、この染色釜のサイズは小〜中サイズです。

 

カセ袋に袋詰められたままの状態で内釜に入れられ、一度水に浸った後の様子。
人間の力では到底持ち上がらないサイズのため、機械で持ち上げ染色釜の中へ投入します。
染色釜へ投入している様子。
200kgのカセを一度の染色で染める事もあります。

② 染め上がったカセの乾燥

染め上がったカセを染色用のカセ袋から取り出し、ベルトコンベア式の大型乾燥機へ一定間隔で並べていき、乾燥具合にムラがないようにします。

ベルトコンベアから出る頃には乾燥が完了し、一定数量でカセ専用の箱へ詰められ、次の工程である巻き工程の工場へ発送されます。