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GRIP　割繊糸　滑り止め

１、特徴・・・割繊糸、GRIPとは

割繊糸とは

ポリエステル長繊維に特殊な加工をし、通常のフィラメント数の１０〜２０倍まで分割する事で滑り止め効果を備える糸を言います。

GRIP

上に挙げたご説明通り、GRIPは割繊糸です。
通常では８１Dtの太さのポリエステルは３６f 程度ですが、これら３６本の細いフィラメントをさらに２４倍以上で割繊しました。
GRIPが含まれた生地は表面に細かい抵抗が発生し、滑り止め効果が発生します。

拡大画像・・・参考資料として下の写真をご覧ください。

日本人女性の髪の太さの平均は約0.08ミリ。
欧米人の平均は約0.05ミリで、日本人の髪は平均して欧米人の1.5倍の太さです。
写真の中の0.01mmは日本人女性の髪の毛の約 1/8 の太さです。

通常のポリエステルの拡大画像

GRIPの拡大画像

旧来の割繊糸は適度な滑り止め効果の調整が難しく、ゴルフ手袋等の一部の限定的な市場には最適でしたが、靴下やインナーなど動きが複雑でダイナミックな箇所に触れる製品にした場合には、旧来の割繊糸では摩擦が強すぎる事により、一部に障害も発生しておりました。

弊社のGRIPは、適度な割繊により抜群の滑り止め効果をもたらします。

現在、スポーツ靴下用途にて、野球（スティール）、サッカー（滑り込み、蹴り込み）などで使用検証を進めておりますが、皮膚トラブルなどもなく抜群の効果を発揮しております。

２、品質

GRIPの耐久性

ポリエステル長繊維の割繊糸ですので、天然繊維のような摩耗要素が少なく、長繊維構造の特性により耐久性に富んでいます。

GRIPは先染め糸

弊社では、特殊性、専門性の高い割繊糸「GRIP」は汎用性が高く、様々な製品に活用出来ると考え、ストック販売という形態を取りました。
これにより、取引先の在庫リスク軽減と余剰な商品の生産と流通を防ぎます。
また先染め糸の在庫化は生産側の企画へのアプローチを容易にし、タイトなスケジュールや企画の変更にも柔軟な対応が可能となり、納期短縮をかなえ流通資金の滞留を軽減出来ます。