LEI 原液着色糸
目次
- 原着糸とは
- 正しくは原液着色糸
- 優れた染色堅牢度
- 高品質で均一性の高い繊維になる
- 弊社の原着糸 LEI の利点
- LEIは環境への負荷を大幅に低減
- LEIの染色堅牢度
- LEIの303色とデリバリー
- LEI 機能、素材、番手 早見表
1.原着糸とは
a) 正しくは原液着色糸
一般的なポリエステル糸の製法では原料(ポリエステルペレット)を溶融・紡糸し、その後染色の工程へ移りますが、原着糸は溶融・紡糸の際に顔料や染料を加えて練り込みます。
こうする事で従来の製法である染色の工程をスキップする事が出来ます。
これはつまり、一般的な工程と比べて
の大幅な削減に繋がります。
b) 優れた染色堅牢度
幼少期の粘土遊びを思い返して頂ければ分かりやすいかと思います。
複数の色の粘土を混ぜて、コネてコネて最終的には一つの色に馴染んでいきます。
例えとしての表現ですが、このような製法で顔料や染料を糸に練り込んで製造するので繊維と色素が一体となります。
c) 高品質で均一性の高い繊維になる
大量の水を使う染色工程をスキップする事で副次的に発生する事象として、高品質で均一性の高い繊維製品となります。
糸は想像以上にデリケートなため、人の手が触れる工程や環境の変化で劣化を起こします。
染色の際には糸は冷たい水に浸り、熱が加えられ染色に必要な高温状態まで到達します。染色後は人が糸に触れられる温度まで低下し、水浸しの糸が乾燥機に投入されます。
ここまでが一般的な染色工程による糸へのストレス、ダメージになりますが原着糸ではこれがありません。
糸だけを見てもなかなか見えにくい事ですが、最終製品である衣類や生地に反映されるダメージが少ない糸である、というのも原着糸の利点です。
2.弊社の原着糸 LEI の利点
a) LEIは環境への負荷を大幅に低減
弊社の原着糸 LEI の製造過程において、自社試算によると水の使用量(Water consumption)を−90%、CO₂排出量(CO₂ emissions)を−90%、エネルギー消費量(Energy consumption)を−50%の削減に繋がる結果になりました。
b) LEIの染色堅牢度
LEIは染色堅牢度においても、高い堅牢度特性を可能にしました。
洗濯、汗、昇華、耐光、摩擦全てにおいて安心して頂ける堅牢度結果となっております。
c) LEIの303色とデリバリー
LEIでは日本国内トップクラスとなる303色のストック販売をしております。そして全ての色に対して定期的に堅牢度試験を実施し全色の品質確保を行うと同時に、短納期で安価なデリバリー方法でお客様へお届け出来るようになりました。
LEI 機能、素材、番手 早見表
NAME |
LEI |
FUNCTION |
Reduce Environmental Impact Polyester Yarn– Water consumption -90%– CO2 emissions -90%– Energy consumption -50%– High quality color fastness |
MATERIAL |
100% Polyester |
THICKNESS(Dt) |
84Dt/2-36f |
BY ORDER COLOR |
20 kg~ |
RETAIL |
800 g / 1 cone |
COLOR STOCK |
301 colors |